2015年11月24日火曜日

イベント参加のご報告<屋台村★古本市/丘のチャペルのおにわ市。 for 3.11.children.>&次回イベント参加のお知らせ

皆さま、こんにちは!くじらブックスです。
秋の3連休いかがお過ごしでしたでしょうか。
沖縄は連日晴れ、まさにイベント日和のお天気でした。
そんな中、くじらブックスは2つの古本市に参加しましたので、ご報告いたします。

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① 屋台村★古本市(11月22日)


今年、那覇市・国際通り(グランドオリオン跡)にオープンした「国際通り屋台村」。
たくさんの飲食店が軒を連ねる活気あふれる村で、初めて古本市が開催されました。
ちはや書房(那覇市)・小雨堂(浦添市)2店舗とご一緒に、くじらブックスも参加させていただきました。











屋台村中央にあるステージにコーナーを設置、展開。
お客様も通りがけにふらっと立ち寄り、飲食店とのコラボを楽しんでいただけたようです。
古書店主も会場に流れる三線の音色にゆれながら、楽しく参加できました。



左右からの光景。
雰囲気や品揃えも店それぞれ、じっくり見て回る方も多くいらっしゃいました。

国際通りの新たなくつろぎスポットとして「屋台村」が親しまれますように、と願いつつ。
今後も古本市や本のイベントが開催されると、嬉しいなあと思います。
ご来店いただいたお客様、屋台村の皆さま、楽しい一日をありがとうございました!

② 丘のチャペルのおにわ市。 for 3.11.children.(11月23日)


今回で13回目を迎える、子どもたちのための手作り市。
雑貨・工芸品や、素材にこだわった飲食店など70店舗が勢ぞろいした中、古書では前日と同じ3店舗が参加しました。

ご家族・お子様連れの方が多く、屋台村とはまた違った雰囲気を楽しみつつ過ごさせていただきました。




↑ くじらブックスコーナー ↑

たくさんの子どもたちが本を読んだり買ったりする光景を見ていると、暗いニュースに沈みがちだった気持ちがスッキリしてくる気がします。
(八重瀬町の小学校で読み聞かせボランティアを見学した時も思いました)
離れた場所にいる人々に思いをはせながらも、日々成長している彼・彼女たちと共に、目の前の毎日を自分なりの一所懸命で過ごす。
目の前にいる人たちに1冊の本を手渡せる毎日を大切にしよう、と。
自分の仕事や立ち位置を改めて捉え直した一日でした。

ご来場のお客様、主催者の方々、参加者の方々、皆さまありがとうございました!
また2日間ご一緒した、先輩古書店 ちはや書房小雨堂 両店舗には、特にお世話になりました。
先輩方それぞれの素敵なお店にも、どうぞ皆さまご来店ください。

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八重瀬町に建てるくじら実店舗についても、お問い合わせ・お声かけいただく機会が増え、嬉しい限りです。
来年2016年の開店に向け、こつこつと準備しております。
どうぞこれからも、くじらブックスをよろしくお願いいたします。

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今後のイベント参加予定

★「沖映通り えきまえ一箱古本市」(11月28日)


定番となってまいりました、那覇市・沖映通りで開催される「誰もが一日だけ本屋になれる!」一箱古本市。
いよいよ今週末です。
老若男女・60店舗が各々本を持ち寄り、通りに並びます。
くじらブックスも店主として参加します!
町に出て、本を楽しめる一日。ぜひ!お立ち寄りください。

★「まちぐゎー古本市」(12月12日)


那覇市牧志・市場中央通り琉銀前で開催される古本市。
「まちぐゎーイルミネーション祭り」の一環で、今年で3回目だそうです。
BOOKSじのん、小雨堂、ツボヤ書房、くじらブックスの4店舗と、向かい側で通常営業する市場の古本屋ウララ。
合計5店舗が一堂に会します。
年末の賑わいを見せる市場の雰囲気と共に、ぜひ古本もお楽しみください。

年末までもう少し、どちらも忙しい時期になりますが、お見かけの際にはどうぞよろしくお願いいたします。

2015年11月19日木曜日

<WEBストア>新入荷紹介 『茨木のり子詩集 落ちこぼれ』(理論社)

<WEBストア>4タイトル追加しました。(総登録数:103)

古書:『妻を帽子とまちがえた男(サックス・コレクション)』 著:オリバー・サックス 訳: 高見幸郎、金沢泰子
古書:『STILL A PUNK―ジョン・ライドン自伝』 著:ジョン・ライドン
古書:『村上レシピプレミアム 村上レシピパート2』 編:台所でよむ村上春樹の会
古書:『茨木のり子詩集 落ちこぼれ』 著:茨木のり子 選・著:水内喜久雄 絵:はたこうしろう

その中からこちらをご紹介します。


茨木のり子詩集 落ちこぼれ』 
著:茨木のり子 選・著:水内喜久雄 絵:はたこうしろう
出版社:理論社
販売価格:700円 詳細は<WEBストア>

研ぎ澄まされた言葉一つ一つが連なる。心に刺さり、それでいてやさしく温かい。
そんな詩を残していった、茨木のり子。
「わたしが一番きれいだったとき」「倚りかからず」などさまざまな場所で引用され、今では谷川俊太郎のように現代を代表する詩人と言っても過言ではない。
彼女の詩集から、若い読者に向けて選ばれた33編が収録された本書。

精密な受信機はふえてゆくばかりなのに
世界のできごとは一日でわかるのに
”知らないことが多すぎる”と
あなたにだけはは告げてみたい。
(「知らないことが」より引用)

読めば読むほど、自分の体に溶け込み、血や肉となる。そんな言葉が沢山詰まっている。
今生きるためにこそ、詩が必要なのだと実感させられる。

茨木のり子を知らない人には初めの一冊として。
知っている人にも、代表作とされる作品以外に今一度、心を傾けるために、手に取ってほしい一冊。


2015年11月4日水曜日

<WEBストア>新入荷紹介 『弱いから、好き。』長沢節(文化出版局)

<WEBストア>3タイトル追加しました。(総登録数:61)

『弱いから、好き。』 著:長沢節
『オシャレ泥棒』 著:中森明夫
『少年動物誌』 作:河合雅雄 画:平山英三

その中からこちらをご紹介します。


『弱いから、好き。』 著:長沢節 出版社:文化出版局
販売価格:1500円(絶版) 詳細は<WEBストア>

長沢節氏を知ったのは、昨年。
タイトルに惹かれ、別のエッセイ集『大人の女は美しい』文庫版を買った。
購入して後、美術学校「セツ・モードセミナー」主宰であったこと、もうすでに亡くなっていることを知る。
しかし、それは本書を読んでいるときは全く気にならない、必要ない情報だとも思う。
ピン!と音が聞こえるほどまっすぐな、読み手まで貫くような氏特有の<美学>は、時間も空間も超え紙面から語りかける。
男性も女性も越えた<美>に対する視点。とても魅力的だ。
好きなもの、嫌いなもの、美しいもの、汚いもの、あらゆるものをあらゆる場所で、敏感に捉える感性が素直に表現される。
添えられたイラストも繊細で良い。
こんな世界があるのだなあと、ついつぶやいてしまう。
<美>に生きる人の表現を読むと、こんな対極に生きる自分でさえ、少し、生き方を顧みる。
映画・ファッションに興味ある人は、特に刺激を受けるはず、オススメの1冊。

2015年11月3日火曜日

11月のイベント参加予定&今後のブログ更新について

くじらブックス、11月もイベント参加いたします!
決定済の3つをご紹介。
お近くにいらっしゃる際は、ぜひご来場ください。

①屋台村☆古本市~昼下がりの屋台村で古本ざんまい♪
 11月22日(日)11時~17時 場所:国際通り屋台村
 参加店舗:小雨堂・ちはや書房・くじらブックス


 ランチ・食事を楽しみつつ、古本もいかが?
 屋台村初の古本市、女性店主3人がお待ちしております。

丘のチャペルのおにわ市。for 311 children Vol.13
 11月23日(月・祝)11時~16時
 場所:沖縄キリスト教学院キャンパス中庭
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雑貨屋さん、パン屋さん、食べ物屋さん、珈琲屋台etc.が、ズラリ70店舗、かわいい丘の上のキャンパス中庭に立ち並ぶ手作り市。
2011年より『for 3.11children』として、春と秋の年2回開催。
イベントの収益や会場での募金、駐車料金(1台300円)は、全て東日本大震災で被災した子どもたちのもとへと届けます。
(主催者ブログより引用)
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古書店だけでなく、さまざまなお店が参加するイベントです。
詳細はこちらでご覧いただけます→丘のチャペルのおにわ市。for 3.11children.公式blog

沖映通り えきまえ一箱古本市
 11月28日(土)11時~16時 
 場所:那覇市牧志 沖映通り~ゆいレール美栄橋駅 駅前広場
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今年も沖映通りで「あおぞら古本市」を開催します。
みなさんが持ちよったいろんな本を、一箱に思いを込めて販売して頂きます!
ジュンク堂書店前の歩道から約250mに及ぶ沖映通り沿いで、60店舗の古本屋さんがズラリと出店!
思い出の本、とっておきの本、おすすめしたい本、絶対売りたくない本も?
並べて店主となって楽しんじゃいましょう!
(主催者FBより引用)
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※出店者募集は終了しています※
一人一人が本屋になって楽しめる、あおぞら古本市が今年も那覇市・沖映通りで開催!
まち歩きしながら、本との出会いを楽しめます。
掘り出し物探しに、お散歩ついでに、ぜひお立ち寄りください。

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>その他(登壇者として参加)


OMAR BOOKS公開読書会 vol.3番外編
『 独立研究者 森田真生さんと漱石を読む 』
11月15日(日)18:30~(申し込みはOMAR BOOKSさんへ)

他にもイベント含め、いくつかメディア等、出させていただくかもしれません(予定)。
お見かけの際は、何卒よろしくお願いいたします。

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まだ店舗を持たない「くじらブックス」。
さまざまなご縁から、想像もしないスピードで動き始めることができました。
自分自身、当初は様子を見ながらいこうとのんびり構えていました。
しかし、良い意味で予想を裏切る、慌ただしくも楽しい毎日。
未熟さに焦りつつ、いただいた機会を精一杯活かし、来年の店舗開店まで走っていこうと決めました。

毎日更新のブログは、最低でも今年いっぱい続けるつもりでしたが、今後は

●WEBストア 新入荷商品のご紹介
●参加イベントご案内・ご報告

をメインとさせていただきます。
覗いていただいていた皆さま、中途半端な形になり申し訳ありません。
本の紹介はできる限り、週に数回を目標に続けていけたらと思っています。

直接相対して本をお渡しできるイベント、「くじらブックス」をより具体的に感じていただけるWEBストア。
各々を充実させるため、仕入れ・ストア更新をしっかりしていく所存です。

どうぞこれからも「くじらブックス」をよろしくお願いいたします!

くじらブックス・とけし

イベント参加のご報告<はいさい!古本市/南部商業高校ブックトーク/公開読書会「漱石とわたし」>

皆さま、こんばんは!
長らくご無沙汰しておりました~、くじらブックスです。
前回のブログ更新から約20日…。
『漱石まつり』を宣言しながら、一度も感想を上げられず、申し訳ありませんでした…。
(私自身はずっと漱石まつり状態でした…)
遅まきになりますが、この間のイベント3つについてご報告させていただきます。
よろしければご覧ください!

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① はいさい!古本市(10月17・18日)


今年で3回目!となりました、ゆいレール牧志駅前広場(さいおんスクエア前)での古本市。
県内古書店7店舗(BOOKSじのん・ コザすばる書房・小雨堂・おきなわ堂・ツボヤ書房・ちはや書房・市場の古本屋ウララ)&宮脇書店那覇国際通り店が集い、にぎやかに開催されました。


天気にも恵まれ、連日たくさんのお客様がご来店くださいました。

くじらブックス・とけしは「市場の古本屋ウララ」さんのお手伝いとして2日間参加、2日目には机1台分のスペースに「くじらブックス」として出品もさせていただきました!


↑くじらコーナーをご覧になるお客様↑

初めての選書や準備に四苦八苦しつつ、選んだ本を直接販売できる幸せを、久々に味わうことがきました。
ご来店ご購入いただいた皆さま、本当にありがとうございました!

また、沖縄本をはじめあらゆる古書の取り扱いについて、各店先輩方からたくさん勉強させていただきました。(その後、古書組合同士の市にも参加させていただきました)
ウララ・宇田さん、じのん・天久さんはじめ、やさしくオープンな先輩方、心から感謝いたします。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします…!

② 南部商業高校ブックトーク(10月21日)

南部商業高校・図書館主催「図書館をもっと盛り上げよう!」という読書週間校内イベントに、くじらブックスも「ブックトーク」で参加させていただきました。
(ボーダーインク・新城さんのご紹介です。ありがとうございます!)
『本の楽しみ方』と題して、オススメPOPの書き方、本の流通の仕組み、一箱古本市・読書会などの参加型イベント、これから八重瀬町で開店する予定のくじらブックスについて…等々。
お昼休みの約20分、緊張しつつお話しました。
図書委員を中心に、一般の生徒さん・先生方のご参加も。
じっくりしっかり聞いていただけたようで、嬉しかったです。
終了後、一箱古本市のチラシを持って行ってくれたり、「いつ開店するんですか」「楽しみです」と声もかけていただき、じんわり感動。
こちらが元気とやる気をもらえた1日でした。
良い機会を与えていただいた商業高校の先生方、新城さん、ありがとうございました!

③公開読書会「漱石とわたし」(10月31日)


北中城村・OMAR BOOKSさんにて開催された公開読書会「漱石とわたし」に、登壇者の1人として参加しました。

通常1冊の本を読了した者同士が少人数で語り合う<読書会>。
もっと参加しやすい、敷居の低いものにしたいというOMAR・川端さんの発案から始まった<公開読書会>。
今回は「夏目漱石」という作家を7人の登壇者各々が読み、出会い、語り合いました。

(OMAR BOOKSブログにて当日の模様が紹介されています
 →公開読書会「漱石とわたし」終了いたしました◎ →反芻中。

私は後期作品『道草』、自選講演集『社会と自分』を紹介。
語りながら、漱石を身近な先生のように話す自分に気づき、不思議な気持ちになりました。
個人として至らない部分(もっと読んでおくべきだった…)も多々あり。
それでも、参加者の方々からのお言葉も重なり、最終的には一人では行き着けない、さまざまな角度から見た「夏目漱石」に出会えた気がします。とても楽しい時間でした。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
そして毎回挑戦の場を作ってくださるOMAR BOOKS・川端さん、登壇者の皆さん、本当にお疲れ様でした。
読んだ人も読んでいない人も本と読書に親しむ、という試み。
これからさらに面白くなってゆくことと思います。

…実はすでに次回開催も決定しています!


OMAR BOOKS公開読書会 vol.3番外編
独立研究者 森田真生さんと漱石を読む
11月15日(日)18:30~(申し込みはOMAR BOOKSさんへ)

もし興味を持たれた方は、ぜひこの機会にご参加ください。
私はまだまだ漱石先生との旅を続けようと思います。

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以上、長くなりましたがイベント参加のご報告でした。
どのイベントもとても楽しく、やりがいある日々。
始ったばかりの形のない本屋にさまざまな機会をいただけること、本当にありがたく思います。
今月11月もすでにいくつかイベント参加決定していますので、次の記事でご案内させていただきます。
そちらもどうぞよろしくお願いします…!